鍼灸豆知識

陰陽とは

 天地間にあって、万物を構成する二気で性質の相対するものを言う。

  陰
  陽

五行説とは【五行色体表】

 陰陽説と合し、宇宙の万物はすべて五行の相生相剋によって生成されると説く。


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小腸
土用 中央 湿
大腸 西
膀胱




































栄養
























































 表の見方

 1の五行の木から横に見て行き、肝胆は春に気が充実し、酸味が肝胆を元気にし 辛味や風や怒りすぎは逆にこれらを傷害してしまい、筋は肝胆より栄養を受けている というように見ていきます。

 治療への応用

 五行説表 項目11の応用(筋とは現代の腱 靭帯で 肉は筋肉のことです)。 たとえば疲労性疾患<こむらがえり>の場合、夜中に筋肉がケイレンする症状を取るには 筋肉に栄養を与えている脾や胃を治療することで、筋の元気を回復させケイレンを止めるのです。


 症状の出ている部分に鍼灸を施すのは一時的な痛み止めなので、自然と回復してしまう軽症の場合は、 これでおさまりますが、そうでない重度のものはこの様に五臓を治療し自然治癒力を高めることが重要です。


 腱鞘炎の場合は、腱が肝と胆から栄養を受けているので、これらの臓腑の気や血を調整することが 自然治癒を早めることになります。
関節痛などの骨の痛みや炎症は腎と膀胱を治療します。

相生関係

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木は燃えて火となり、火はいづれ灰(土)となり、土の中から金が生じ金鉱あれば必ず水脈もあるというもの。 肝は心を生み、心は脾を生み、脾は肺を生み、 肺は腎を生むという母と子の関係。
     
    

 これに陰陽説を組み合わせると、陰である「腎」が虚す(弱くなる)と、その陽である膀胱は 実(強くなる)になろうとする。

 腎が虚するとは、その母である肺の働きが悪いわけで、肺もともに虚します。 するとその陽である大腸も実になろうとします。 したがって陰の「腎」と「肺 」が虚し、陽の「膀胱」と「大腸」が実の状態となります。

相剋関係

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剋するとは支配、勝、抑制という意味。木は土の栄養を吸い上げ土を弱くします。
土は水をせき止め、水は火を消し、 火は金を溶かし、金(金属)は木を切る。
肝は脾を、脾は腎を、腎は心を、心は肺を、肺は肝を働き過ぎないように抑制している。      
    

 相生、相剋を治療に利用すると「肝」の気が弱く(虚)、これを元気にしたい時 その母である「腎」を元気にすることによって「肝」を治療する(相生)。

 これに対し(相剋)では肝の元気が強すぎる時(実)、その子である心の 元気を少なくしてあげると、心に剋されていた肺が元気になり、結果として「肝」を剋する力が強くなるというもの。

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