変形性関節症(関節痛)の考察

 変形性膝関節症 変形性股関節症 脊柱管狭窄症 関節リウマチ 変形性頚椎症 変形性腰椎症 など、すべての骨の変形性疾患に関する 治療説明です。

関節痛とは

 

 一般的に、西洋医学的説明では、関節痛は骨が変形しているので、痛むものであると言われますが 骨は、年齢とともに誰でも少しづつ変形するものです。
 しかし人によっては強度のO脚で明らかに膝関節が変形していても、痛みをまったく感じないこともあれば、 ごく少ない変形でも強い痛みで歩行困難な場合もあります。

関節


 この事実は、骨の変形だけが痛みをもたらすということでは説明がつきません。
また、やせなければいけない、体重を減らしなさい、とよく言われますが、やせている人でも 膝関節痛のひとが大勢います。
 体重はあまり関係ないので、私は、患者さんにやせてくださいとは言いません。


関節痛の治療

 私の経験上、変形性関節症の治療は、いかに変形した骨をからだ全体が受け入れるかということ、 いかに骨の変形をからだの元気でかばうことができるか、ということです。


 骨が変形していても良いのです。


 元気なからだは変形に対し、十分な許容量があり、痛みを感じることはありません。 『痛い』ということは、これ以上動かさないで下さい、すこし休ませてくださいと、からだが表現しているのです。
 それだけからだ全体が弱っているのです。


 東洋医学は、変形した骨をけずったり、人工関節に入れ替えたりする西洋医学とは違い、骨の形を治すのではなく、自然治癒力(この場合変形を受け入れる元気)を高めることに重点をおきます。


 関節を構成する骨や筋肉を治す元気は「肝」、「腎」または「脾」より供給されていると、漢方の古典に記されているように、これらの臓の元気を回復させることが、自然治癒力を高めることにつながります。

 このような考え方であれば、どの部分の関節に対しても治療は基本的に同じなので たとえ多関節に発症する関節リウマチなどでも心配ないのです。 痛みを止めようとする対症療法ではなく、変形を受け入れ、それをかばえる元気、自然治癒力が 大切なのです。


 鎮痛剤(湿布 のみ薬 ぬり薬)などで痛みを止めようとする場合、ケガなどの自然に治るものは 時間がたてばこれらでごまかしている間によくなります。

 しかし、骨や関節の変形性疾患の場合、多くは自然に治るものではないので、痛み止めで ごまかしていると、知らぬ間にどんどん悪くなってしまう場合が多く、最後には、いくら強い痛み止めを 使っても痛みが止まらなくなり、手術をするしかないですね、と言われてしまうのです。


 私の治療は、この様に単なる痛み止めや、骨を削り形を変える手術とは違い、変形してしまった関節や骨を いかにからだが受け入れられるかということ、 そして、それをかばえるような元気なからだにするということです。

 変形してしまったものは、もう仕方ないものとして、それ以外のからだの方を変形に合わせられるように 治してあげれば良いのです。
この様な元気なからだは、痛みは感じませんし、変形の進行も自然に止まってしまいます

 どんな疾患でも同じですが、この様に原因をしっかりと治療し、自然治癒力で自分のからだを治すことが大切です。

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