胃下垂症とは
胃の位置は通常、座位では臍の高さ以上でそれより胃が下垂している場合を胃下垂いう。
甚だしいものは骨盤の上際まで下がるものもあるが、レントゲンで胃下垂と診断されても全く無症状の
場合もあるので、あまり下垂のみを気にしないほうが良い。
胃下垂症の原因
体型の細い人は内臓下垂体質であり胃とともに肝、脾、腎、腸等も下垂するものである。他の症状や手術などにより全身的に衰弱している場合など。
胃下垂症の症状
腹部膨満感、圧迫感、心下部の痛み、便秘、同時に頭痛、頭重、めまい、疲労感などの神経症状を伴うことが多い。
胃下垂症の治療法
鍼灸治療は効果的です。慢性的疾患なので全身の体力を増強するように根気良く治療することで
胃の症状も軽減します。
しかし、胃の症状がなくなっても下垂状態が正常に戻るとは限らないので
下垂イコール病気とは考えない方が良いでしょう。個人差だと思ってください。
治療は慢性胃炎とほぼ同様で、やはり自宅でもお灸をすえた方が効果的です。