胃酸過多症とは
胃酸分泌過多にて胃液の総酸度の高いもの。
慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胆嚢炎急性肝炎にも見られるが、この胃酸の過剰を唯一の障害とする神経性の
場合もある。
胃酸過多症の症状
胃の不快感、重圧感、むねやけ、胃痛等で甘味のもの、脂肪の多いものを食べた後に症状が強くなる。
慢性胃炎の治療法
日常において
原因となっている疾患があればそれを治療することはもちろんであり、 基本的には食事療法が大切で
良く噛むことと、刺激物の制限をします。 〔アルコール、コーヒー、香辛料、甘味類、肉類など〕
針灸治療
針灸治療はたいていの場合、薬物療法より有効であり、神経疲労からくる場合などは速効性があります。
実際の治療ですが、なぜ胃液が分泌過剰となってしまうのか?
それは、からだの内臓各器官の機能を自動的に制御しているのは、自律神経〔交感神経と副交感神経〕
なのですが、この場合胃液分泌の指示は、副交感神経によるものです。
この副交感神経の働きすぎが原因で、胃酸過多となってしまうのです。
したがって自律神経失調症の治療を施し、からだ全体を整え、次に特効穴である上不容、膈兪、
脾兪、胃倉などのツボを、精神的疲労によるものはさらに百会、身柱などのツボを加えて治療します。