脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)

脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)

脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)とは

外傷性、又は原因不明により脳脊髄液が減少状態となり、頭痛をはじめ様々な症状を呈する疾患。

 

症例1

今まで診てきた中で、一番重症の患者さんは、2014年に来院当時、小学6年の男子。

5年生の12月以降、気持ち悪さがひどく学校に行けず、両腕を抱えられ、やっと歩いて来院。

8か月間、様々な医療機関を受診するも、原因がわからず、生まれつき胃が弱いのが原因と言われたそうです。

頸椎を触診すると、明らかに むち打ちと同じだったので、きっかけをたずねると、

学校で廊下を雑巾がけしていたところに、走ってきた同級生の膝が後頭部にぶつかった、とのこと。

2014年では、脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)を認識している医師は、2022年現時点ほど少なく、

あちこち病院をさまよっての来院でした

発生起点と症状からして、脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)が疑われますと、ご両親に告げ、

診断と治療の可能な病院を紹介し、ブラッドパッチ処置をしましたが、著しい改善はみられず、

その後、ふたたび当院の鍼灸にてだったのですが、気持ち悪さをはじめ、体調不良著しく、

私も症状改善させるべく、研究、試行錯誤、努力しましたが、通院しなくても良い体調に戻すまで、

3年以上の歳月を要しましたが、現在は、元気な大学生です。

その後、治療法の研究を重ねてますので、改善の道のりは、もっとスムーズです。

症例2

外傷性の場合は、発生起点がはっきりしていますが、病院等の診断で原因不明とされる場合、

症状の出始めたところまで遡って、探ってみると、

ものごころついた時からずーっと体調不良の23歳の女性は、

出生時に臍の緒が頭や首にグルグル巻きついて、窒息寸前で生まれてきたのが原因と考えられ、

病院で脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)とは診断されてませんが、

当院の脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)の鍼灸と、自宅での施灸にて6か月で、通院しなくても良いレベルまで症状改善できました。

症例3

中学生以来、20年以上の頭痛や体調不良の女性は、部活動は何?と聞くと

吹奏楽でトロンボーンとのこと、

なので原因は過度の呼気による内圧の変化による髄液もれでした。

この方は、原因判明後は回復がはやく、当院の鍼灸にて一か月後には、ほぼ無症状になりました。

以前にくらべ、テレビなどでも脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)が紹介され、認知度も上がってはいますが、

ブラッドパッチが絶対的に効果のあるものではなく、体調不良でこまっている方も多いと思います、

あきらめずに、一度、こちらに来院されてください。

2022年 12月 朝岡鍼灸院 朝岡和俊

【追記】

コロナ感染後、又はコロナワクチン接種後に

事故、怪我などの明確な発生起点がないにもかかわらず

(後遺症、副作用なのか?)

脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)になってしまうことが

少なからず見受けられます。

2023年 6月 朝岡鍼灸院 朝岡和俊

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