顎関節症の症状
口の開閉の時、顎関節の痛みやカクカク、ゴキゴキという音がしたり、大きく口を開けにくく、人によっては
不眠、耳鳴り、頚腕症候群、肩こり、腰痛、頭痛、生理不順、頭部や目の違和感、視力低下、脱力感など
顎関節が原因で自律神経失調状態となり、このような症状が出てきます。
顎関節症の原因
一般的には歯のかみ合わせ異常、歯ぎしりなどによる顎関節への負担が原因と考えられています。
顎関節症の治療法
顎の関節、筋肉のバランスを良くすることはもちろんのこと、と同時に上記のさまざまな症状を治療する必要があります。
顎関節の異常(筋の緊張)は時間がたつにつれ頚椎、胸椎、腰椎、骨盤と影響を及ぼします。
特に頚椎、胸椎は自律神経の通り道なので、これらの異常により失調状態になりやすいのです。
このように全身のバランスが崩れてしまうため、本来あるべき自然治癒力も低下してしまいます。
顎の関節はただでさえ食事、会話、ストレスによる緊張などで休む暇がないのに、自律神経失調が加わると
ますます治りにくくなります。
治療は関節周囲のツボ(上関、下関、耳門、聴官、聴会など)を使い、筋緊張を取り関節の負担を減らすことと
同時に自律神経失調症の状態を治療し、全身を整えてあげれば良いのです。
顎及び全身の状態が良くなれば、それに伴うさまざまな症状は自ずと消えて行くものです。
顎関節症の治療期間
病院に通院され、マウスピース様のプレートで治療中の方も多いと思いますが、鍼灸との併用はさらに効果的です。
通院期間は程度によって異なりますが週1回の治療で軽度1~2ヶ月、中度3~4ヶ月、重度6ヶ月を目安にしております。